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しらかし台小学校の東日本大震災
3/29 心あたたまる贈り物がとどきました
- 学校に宅配便で荷物が届きました。大きな箱の荷物には，花が入っているという表示がされていました。翌日送り主の方に確認を取って箱を開けてみると，そこには見事な胡蝶蘭が入っていました。
- 送り主は，東京都北区在住の方で，以前しらかし台の団地に住まわれて，お子さんが本校に入学し，3年生まで在籍されたということでした。
開校20周年のお祝いと震災に遭われたお見舞いにと，3/31の修了式・卒業式に間に合うようにと送っていただきました。人のやさしさ，ありがたさに触れ，自分たちもこれから立ち上がり，しっかりと頑張らないといけないと気持ちを新たにさせられました。
3/31 平成22年度修了式・卒業式
- 通常通りであれば3/18に卒業式を行い，3/24に平成22年度の修了式が行われる予定でした。この震災によりかなりの被害を受けたため，電気，水道，ガス等ライフラインの復旧を待ち，校舎，体育館，校庭の点検作業の結果を待ちました。校舎等やその設備は安全であるとの報告を受け，3/31に卒業式・修了式を行いました。
平成22年度修了式の作文発表から
みんなでがんばるとき
あのおそろしい大地震が起きてから，ちょうど20日がたちました。今でも，地震が来るたびに，あの怖さがよみがえってきます。
大地震でこの学校も大きな被害を受けました。でも，この学校ではだれもけがすることなく，みんな無事で本当によかったと思います。
あの日から学校は休みになりました。友達と遊ぶこともできなくなりました。家では電気もつかない，水も出ない，ガスも出ない生活が続きました。
今，やっと電気がつき，夜は暖かく，明るい灯りの下で生活ができるようになりました。そして，水も出るようになりました。
でも，テレビを見ると，大勢の方が命をなくしました。家をなくしました。食べ物も少なく，ぼくたちよりつらい生活をしている人がたくさんいます。
命がけで救助の仕事を頑張っている大勢の人たちがいます。日本全国から心のこもった支援が送られていきいます。世界からも「頑張れ日本」の応援が寄せられています。
ぼくたちは，これからみんなで頑張るときだと思います。ぼくたち小学生に何ができるのが，しっかり自分で考えていきたいと思います。電気のありがたさ，食べ物のありがたさ，友達と一緒に学校で過ごせるありがたさを決し忘れません。
明日から４月です。それぞれが，１学年進級します。そして，21日から学校が始まるそうです。ぼくたちは，気持ちをしっかりもって，地震に負けないで，みんなで頑張っていきましょう。（代表児童）
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3/31 平成22年度卒業式
- まだ震災による傷跡の残る体育館を会場に，第20回の卒業式が行われました。この日のために何度も繰り返し練習してきた「別れの言葉」も「卒業の歌」も披露することはできませんでした。でも，しらかし台小学校の子どもたちは，いつも通りの明るい表情で，本校で過ごした思い出を胸に，巣立っていきました。
震災の後始末や仕事があるにもかかわらず，たくさんの保護者の方々に参加していただきました。ここまで立派に成長した卒業生一人一人の誇らしい姿を，目にも，心にもしっかりと焼き付けることができました。
